この記事では、アパレル販売員が接客時に必ずつまずくであろう第一声(ファーストアプローチ)について初心者の方向けに解説します。

接客初心者の方ってだいたい同じ悩みを持っています。

第一声ってなんて声をかければいいのか分からない。

無視されたくないから、 結果的に当たり障りのないワンパターンな声かけになってしまう。

こんな感じです。

接客ってお客様と会話をすることが大切でして、声のかけ方1つで会話の続きやすさが変わってきます。

この記事を読むことで、

  • 声をけるタイミング
  • 声のかけ方

を理解してもらえればと思います。

簡単に自己紹介

僕自身、10年近くアパレル販売員として働いていました。

最初はやはりファーストアプローチでつまずきましたが、色々と試行錯誤した結果、売上・全国10位になることができました。(全国60店舗ほどの会社です。)

新人を育てる立場も経験しています。

声をかけるタイミングは?

正直に言うと、これには明確な答えがありません。

なぜなら、声をかけるべきベストタイミングはお客様の行動によって変わり、それを見極める必要があるからです。

では、何をするべきなのか?

何よりも笑顔であいさつ!これ、重要です。

お客様が入店されたら、「こんにちは/こんばんは」と目を見て笑顔で挨拶をしてください。「いらっしゃいませ」は別になくてもいいです。

挨拶でできる限りの好印象を与えてください。これが後々、話しかけた時に効いてきます。

そして、お客様の動向をよく見てください。商品を整えるフリをしながら。

どんな感じで入店されたか?

  • 急ぎ足
  • ふらーっと
  • キョロキョロしながら
  • 1人 など。

最初に手に取ったものはなにか?

立ち止まった場所はどこか?

最低限これぐらい見て、確認してから声をかけるべきなのです。

そして、お客様が「何かしらの行動」を起こした時が声をかけるタイミングです。

無視されにくい、声のかけ方は?

お客様それぞれの状況にあった声かけが大事です。それによって無視される確率がぐーんと減ります。

上記で得た情報をもとに声かけるわけですが、最初は簡単なフレーズをつけたすことから挑戦してみてください。

例)挨拶に反応してくれたら?

「こんにちは、今日は寒いですね。」など、天気の話しをつけ加えてみてください。

例)Tシャツを鏡の前で体にあてていたら?

「そちらはゆったりとしたシルエットですよ。」など特徴を伝えてみてください。

さらに、「普段もゆるめのシルエットをよく着るのですか?」と、つけ加えてみてください。

自然と会話が続くはずです。

NGな声のかけ方

いきなり「試着できます」はNGです。

ファーストアプローチで何を言っていいのか分からずに、ついつい言っている販売員の方多いと思います。

だいたい「はい、大丈夫です」で会話が終わってしまう。

これはある程度会話した後で「あ、着てみます?」と、思い出したかのように言うとかなり効果的です。経験上。

あと、「私も持ってる」系もNGです。お客様によってはどうでもいい情報ですし、 「あなたが持ってるなら私も買う!」となる人はいないでしょう。

もし「私も持ってます」系を使うなら、

「試着したら動きやすさに感動して買っちゃいました」など、なんで買ったのかを伝える方が効果的ですよ。

まとめ

アパレル接客、初心者の方向けに最初の第一歩をお伝えしました。

お客様それぞれにあった声かけがとても重要になるのですが、最初の訓練として、

いつもと違う声のかけ方をしてみる!

に、チャレンジしてみてください。

色々とチャレンジをして経験を積むことで、それぞれのお客様にあった声かけが自然とできるようになります。

そして、お客様の動向を見ながら想像するクセをつけてください。どんな人なのか?なぜご来店されたのか?などなど。

これが次のステップにつながります!!